第41回日本呼吸器内視鏡学会学術集会

ご挨拶

第41回日本呼吸器内視鏡学会学術集会
会長 弦間 昭彦
日本医科大学 学長

 この度、第41回日本呼吸器内視鏡学会学術集会を2018年5月24日(木曜日)~25日(金曜日)の2日間、京王プラザホテル(新宿)にて開催する運びとなりました。
 これまでに軟性の気管支鏡の開発をはじめ、先達が世界に誇る業績を数多く残されてきました。この伝統ある学会の学術集会をお世話させていただくことになり、大変光栄に存じております。

 ここ数年の呼吸器疾患の診療の大きな変化は、なんと言っても、「個別化治療の大いなる進展」であり、同時に、「個別化時代に即した診断技術」、「治療に直結した分類の改変」などの領域の進歩が目立っています。また、仮想現実、拡張現実、人工知能、ロボット工学などの工学テクノロジーの進歩にも目をひかれます。このような変化の中で、多くの問題が生まれており、この問題に対し、解答に向けた一歩を踏み出すことの意味がクローズアップされています。
 それぞれの領域における気鋭の皆様が一同に会し、長い時間を経て築き上げられてきた技術のさらなる革新、新たな医学・医療の創出、前述の多くの問題の解決など、豊富な果実が収穫できるよう、できる限りの「場」を提供できればと思っております。
 本学術集会では、「視野が大きく変わるー生物学と工学の進歩の中でー (Widen the view horizons)」をメインテーマに掲げました。
 その中で、「診断技術工学の進歩」、「分子生物学の進歩とびまん性肺疾患」、「個別化時代に即した診断技術」など、現在の変化を踏まえたテーマのシンポジウムや教育講演、テクノロジー革命に関した国内外講師による招請講演、国内外の好評を博している「寺子屋セミナー」、「気管支鏡セミナー」など、魅力的な企画を予定しております。呼吸器内視鏡の実践的教育機会となるとともに、変革の時代における将来展望の情報提供機会となるべく、幅広い内容を準備できるよう努力いたします。
 多くの皆様の参加を心よりお待ちしております。

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